サステイナブルキャンパス評価システム ASSC

サステイナブルキャンパス評価システムASSC(Assessment System for Sustainable Campus, アスク)は、本学サステイナブルキャンパスマネジメント本部が2013年に開発したものです。ASSCは、大学の活動を一般的かつ総体的に捉え、キャンパスのサステイナビリティ実現に必要な素地を評価基準として洗い出したアンケート形式の評価システムです。評価は、運営部門、環境部門、教育と研究部門、地域社会部門の4部門からなり、4部門の下に合計170個の評価基準が配置されています。
ASSCは、評価を実施した大学が運営方針の判断基準を見出せるよう設計されています。サステイナブルキャンパス実現に際し、当該大学が持つ得意な点、不得意な点を明らかにし、その結果から、どのような分野に力点を置いて強みを伸ばすのか、また弱みを減らすのか、大学運営の方針が見えてくる仕組みになっています。

2014年から、ASSCは国内の他大学や海外の大学でも活用されるようになりました。他大学でのASSCの運用は、サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)のもとで行われています。

利用方法

ASSCのオンラインシステム(下記)からアカウントを取得し、ログインしてください。回答の記入および提出は回答受付期間のみ可能です。詳細については、ログイン後、「マイページ」をご覧ください。

https://www.osc.hokudai.ac.jp/assc/

回答するメリット

回答を完了した大学には、得点率に応じてゴールド、プラチナの認証をサステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)が発行しています。これは、サステイナブルキャンパスの達成度の目安となります。2014~2016年度の3年間で、のべ12校が認証を取得しました。認証は、環境やサステイナビリティの問題に取り組む組織にとって、学内外への成果発信のツールにもなります。

評価結果の見方

次のようなレーダーチャートおよび棒グラフから、他大学の平均得点率と自身の大学の得点率の比較ができ、自身の大学の強み、弱みがわかり、その特徴に合わせた大学計画の立案に役立ちます。また、定期的に評価を実施することで、自身の大学の取り組みの成果も確認できます。

開発経緯

高等教育機関に関わるサステイナビリティ評価システムには、北米の高等教育機関を中心に普及しているSTARS (Sustainability Tracking Assessment and Rating System)や、トリノ工科大学、ケンブリッジ大学、アムステルダム自由大学、本学による共同研究UNI metrics(欧州委員会採択の共同プロジェクト。Value Metrics and Policies for Sustainable University Campus)、本学国際本部(当時)が構築したAUA (Alternative University Appraisal)、インドネシア大学が運用するUI Green Metricなどがあります。これら既存の評価システムや共同研究プロジェクトに本学が参画した成果をもとに、サステイナブルキャンパス評価システムASSCが誕生しました。上記の既存の評価システムは互いに異なる特徴を持ちますが、大学執行部による運営方針決定、各組織による実務、教職員や学生など個人による活動といった、サステイナブルキャンパスを評価する重要な共通要素を含んでいることがわかり、ASSCの開発の糧となりました。

北大の結果

2018年度

本学は試行評価も含めて、2013年度より毎年サステイナブルキャンパスの評価を実施しています。下記のレーダーチャートから、得点率は少しずつ上昇し、サステイナブルキャンパスの取り組みが前進していることがわかります。2016年度および2017年度にはゴールド認証を獲得しました。

2018年度は、環境部門で大きく得点を伸ばしました。これは、特に、分野「生態系」で函館キャンパスの生態環境調査が完了したことにより加点したこと、分野「エネルギー・資源」で、全学のエネルギー消費量(総量)が2005年度に比して2.1%減少したことによって加点したこと、が大きく貢献しています。

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